子どもが成長していく中で、親としてはどんな環境を与えるかを一番に考えがちですが、それよりも、実は大切なことがあるんです。それは、自分自身を信じて困難に立ち向かう力を育てること。どれだけ学力やスキルが身についたとしても、心の状態(マインド)が整っていなければ、その子の本来の力を十分に発揮することは難しいんです。
さらに、自分の目指しているゴールに対して、自分がどれくらい達成できると評価しているかの度合いである《エフィカシー》が低いと、自信を持って行動できず、ストレスや不安を感じやすくなるため、エフィカシーを高め、マインドを上手に使っていくことで、困難な状況にも前向きに対処し、どんな場面でも成長する力を身につけることができるのです。
親子で高めたいエフィカシー
子どもが自分に自信を持ち、どんな困難にも立ち向かえるようにするためには、親子でエフィカシーを高めることが大切です。自分がゴールを達成できるという信念を育むためには、以下の方法があります。
1、ポジティブなフィードバックを与える
子どもが何かに挑戦したとき、結果がどうであれ、その過程に目をむけることが大切です。特に親からのポジティブなフィードバックは、子どもが自分に自信を持つ大きなきっかけとなります。
2、他人と比較せず、過去に捉われない
他人との比較はもちろん、過去に捉われるような言動は、しないと決めること。比較されず、過去に捉われないで生きられる子どもは、どんな困難にも打ち勝ち、伸び伸びと成長していくでしょう。
3、問題解決の機会を与える
子どもが問題に直面したとき、すぐに解決策を与えるのではなく、自分で考えさせる機会を提供しましょう。これにより、問題解決能力が向上し、自信にもつながっていきます。また、逆に失敗したときには、それを批判するのではなく、学びとして捉えるように促しましょう。失敗から学び、次に活かすことで、子どもは成長し続けることができます。
ママ自身のエフィカシーを高める
子どものエフィカシーを高めるためには、まずママ自身が自分のエフィカシーを高めることが重要です。ママが自信を持ち、前向きな姿勢でいることが、子どもにもポジティブな影響を与えます。以下の方法でママ自身のエフィカシーを高めることができます。
1、ポジティブな自己対話を心がける
自分に対して「私はできる」「私は価値がある」といったポジティブな言葉をかける習慣をつけましょう。
2、子育てにおけるゴールを設定する
子どもにこうなって欲しいというものではなく、子育てをする上で、自分自身が親としてどう在りたいのかというゴール設定をすることが大切です。
3、失敗を最高の学びと捉える
失敗を恐れずに、新しいことに挑戦する姿勢を持ちましょう。失敗は成長の一部であり、そこから学ぶことでより良い人生を送るマインドも身についていきます。そして、そんな姿を子どもたちに見せることこそが、子どもたちの失敗に対するイメージをポジティブなものにしていったり、挑戦に対する意欲を掻き立てるきっかけにもなっていくことでしょう。
マインドセットを育む家庭環境
マインドセットを育むための家庭環境を整えることも重要です。子どもが安心して挑戦できる環境を提供し、失敗を恐れずに成長できるようサポートしましょう。
1、オープンなコミュニケーション
子どもとのコミュニケーションを大切にし、どんなことでも話せる関係を築きましょう。ただし、距離感がとても大切になるので、鑑賞し過ぎないように心がけながら、子どもが感じていることや考えていることを理解し、それに対して適切なサポートを提供することが重要です。
2、感情のコントロール
子どもが感情を表現することを許し、感情をコントロールする方法を教えましょう。感情のコントロールは、ストレスに対処する力を育てる上でも欠かせません。
3、チャレンジを奨励する
子どもが新しいことに挑戦しようとする時には、いつでも奨励し、最高のサポーターとして応援しましょう。親からの応援こそが、どんなことにも自分はできる!という挑戦する意欲と自信に繋がり、エフィカシーも向上していくことでしょう。
まとめ
完璧な環境を提供することにこだわるよりも、子どものマインドを育てることに焦点を当てましょう。ママ自身が前向きなマインドを持ち、エフィカシーを高めることで、子どもにもその姿勢が伝わり、成長を促すことができます。子どもの無限の可能性を引き出すためには、環境だけでなく、心の在り方を大切にすることが重要です。
まずはママが自分自身を信じ、より充実した子育てライフを送っていきましょう。
あなたの未来は、あなたの手の中にあります。家族全員が笑顔で過ごせる未来を一緒に作りましょう。どんなに難しい状況でも、前向きなマインドと高いエフィカシーがあれば、きっと乗り越えられるはずです。あなたの家族のしあわせのためにも、今こそ一歩を踏み出してみてくださいね。