「なぜ人は、自分の可能性に気づかないまま、限界を感じてしまうのか?」
その答えは意外にも、自分の外にあるのではなく、実は自分の内側にあるのです。私たちはしばしば、自分の可能性を見過ごし、無意識のうちに心の中で制限をかけてしまっています。その結果、本来ならもっと大きな成長や成功を手にするチャンスを、自ら狭めているのです。
私はこれまで、家族との深い関係やコーチングを通じて、本当の力がどこから来るのかを実感してきました。それは、単なる外的な環境や条件ではなく、内面の安心感や信頼関係がもたらすものです。安心感と信頼があることで、私たちは心のブレーキを外し、本来の力を引き出すことができるのです。だからこそ、この内なる力を引き出すコーチングが、自己成長の根本にあるのだと確信しています。
自分の可能性に気づく瞬間
私がコーチとして取り組んでいることは、人々が自分の中に眠っている力や可能性に気づき、それを現実のものにするサポートをすることです。思い返してみると、私自身、家族との関係を通じてその重要性に気づかされました。
17年間、旦那さんと一緒に歩んできて、2人の娘に恵まれた私ですが、彼への愛は今でも変わりません。周りから「どうしてまだそんなに旦那さんが好きでいられるの?」と驚かれることもありますが、実際、その理由を深く考えたことはありませんでした。
しかし先日、ある会話がきっかけで、「今でも大好きだ」と感じる理由を掘り下げてみたのです。その瞬間、彼が私に与えてくれているものに気づき、感動と共に涙が溢れました。
受け入れ、応援し、見守ることの力
彼が私に与えてくれているのは、無条件の「受け入れ」と「応援」です。どんな時でも否定することなく、私の話を最後まで聞き、何も求めずただ見守ってくれる。必要な時に必要な一言だけをくれる存在です。
この「安心感」や「応援」がどれほど大切かは、子育てでもコーチングでも同じです。多くの人が、自分の力を引き出せない原因は、自分自身を受け入れられていないからなんです。他者に理解され、ありのままを受け入れられたと感じる時、人は自分の本来の力に気づき、前に進む勇気を持てるようになります。
私がコーチングで最も大切にしているのは、クライアントが「安心感」の中で自分を表現できる環境を作ることです。自分の感情や考えをありのままに表現できる場所を提供することで、自分の可能性に気づき、自分自身を受け入れることができるのです。
応援するだけでなく、成長を促す
しかし、ただ受け入れるだけがコーチングではありません。コーチングにおいては「応援し、成長を促す」ことも大切です。旦那さんが私にしてくれたように、相手がどんな状況にあっても応援し、必要な時には背中を押すことも重要になってきます。
私のコーチングでは、クライアントが自分で問題解決の道筋を見つけられるようにサポートしています。ただ単に、解決策を与えるのではなく、自ら考え行動し、自信を持てるように徹しています。これにより、クライアントは自分自身の力で問題を乗り越える自信を育み、成長のプロセスが加速していくのです。
自分の人生に「安心感」を提供する
現代の社会では、プレッシャーや不安が人々の心に大きな影響を与えています。だからこそ、コーチとして私は、クライアントが「安心感」を得られる環境を提供し続けたいと思っています。安心感があるからこそ、人は本当の自分に向き合い、現状を超えた大きなゴールに挑戦する勇気を持てるのです。
安心感は、私が家族から受けてきたものでもあります。彼が私に与えてくれた「無条件の安心感」は、私が成長し、挑戦し続けるための原動力でした。それと同じように、コーチングを通じて、私はクライアントに「安心できる場所」を提供し、そこから自己成長へと繋がるプロセスをサポートしていきたいと考えています。
まとめ
私がコーチとしてこれからもやり続けていきたいことは、クライアントに「安心感」と「成長の喜び」を提供し、彼らが自分の可能性に気づき、それを現実のものにする手助けをすることです。私自身が家族から学んだ愛情や支えを基に、クライアントにも同じように寄り添い、成長をサポートしていきます。
人生の中で大切なものは、安心感、成長、そして喜びと感謝です。これらを通じてクライアントと向き合い、共に成長していけるコーチングを提供し続けていきたいと思います。