日々、育児や仕事に追われる中で、ふと湧き上がるこの感覚。
「こんなにがんばっているのに、なぜこんなにしんどいんだろう?」
その問いの奥には、何かがずれているという小さなサインがあるのかもしれません。
多くの人が、現代社会の中で、個を大切に生きることを強く求めています。
「私はどうしたいの?」「私の強みは?」「私の価値は?」
もちろん、それは大切な問いです。
でも、その個にとらわれすぎると、人とのつながりや、自分が自然の一部であるという感覚を忘れてしまうことがあります。
分断ではなく、つながりの中に答えがある
「調和」とは、何もすべてが同じであることではありません。
それぞれが違っていていい。けれど、そこにリズムや響き合いがあるもの。
例えば、家庭の中で感じるイライラやすれ違い。
その原因を「子どもが言うことを聞かないから」「夫が協力してくれないから」と外側に求めたくなるときもあります。
でも実は、それは自分自身との調和が崩れているサインかもしれません。
誰かを責めたくなるとき、自分の心の奥では、「わたしも苦しい」と言えないままでいることが多いのです。
「整える」ではなく、「調える」
コーチングでは、「今ここにある自分」を丁寧に見つめることから始めます。
何かを変えるために、無理に努力するのではなく、 すでに在る自分の声に耳を澄ませること。
そこから本当に必要なことが見えてきたり、 自然とエネルギーが湧いてきたりします。
それは、花を咲かせるために、 無理に引っ張るのではなく、 土を耕し、光を当て、水を注ぐような営み。
そうしたことは、目に見えないですが、確かに土の中で芽が育っているような、静かで力強い変化なのです。
全体のリズムに還るということ
自然界にあるすべてのものは、 全体性と循環の中で生かされています。
月のリズムに沿って揺れる心、 季節とともに変化する体調、 人との関わりの中で揺れ動く感情。
それらすべてに、意味があって、役割がある。
だからこそ、揺れることも、変わっていくことも、すべてがいのちのリズムなのです。
コーチングで得られるものは、「正解」ではない
多くの方が、コーチングに「答え」を求めてやって来ます。
「どうすればうまくいきますか?」「どの選択が正解ですか?」
でも実は、コーチングの場では、 問いが深まるほどに、答えは薄れていくこともあるのです。
その代わりに、自分の内側から湧いてくる感覚。
そんな静かな確かさこそが、調和の兆しなのです。
最後に——あなた自身が、“全体”の一部であるということ
この世界に存在していること自体が、すでに奇跡。
がんばらなくても、証明しなくても、 あなたがそこにいるだけで、世界のバランスは整っている。
だからこそ、 無理に「変わろう」としなくていい。 ただ、“戻ってくる”だけでいいのです。
自然のリズムに。 自分の中心に。 そして、あなたという存在の“源”に。
その旅を、一緒に歩めたら嬉しいです。